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今日の英作文
解答
では答え合わせです!
「かつてここに大きな木があった」
There (used) (to) (be) ( a ) (big) (tree) (here).
できましたか?
今日のポイント
ここからは問題文の解説です!
さて、今日のポイントは次の2点。
1. used to と would の違い
2. used to と be used to は違うもの
では、詳しく見ていきます。
1. used to と would の違い
今回の問題ではカッコの数で would を入れることはできなかったのですが、もし字数が決められていなくても would を入れることはできませんでした。
それはなぜ?
used to、would のどちらも「~したものだった」という過去の習慣的な動作を表すことができます。
これに加えて used to は「以前は~だった」という過去の継続的な状態を表すことがあり、今回の問題はまさにこの用法を問うものでした。
一方、would にはこの過去の状態を表す用法はありません。したがって「かつて~があった」という状態を問う今回の問題では使うことができないというわけ。
ここまでを表にまとめてみました。
used to | would | |
過去の習慣 | 〇 | 〇 |
過去の状態 | 〇 | X |
さらに would は単独で使うと現在のことを表す丁寧表現や仮定法との区別ができないため、
*過去の話であることが明確なとき、
あるいは
*過去を表す語句とともに
用いられます。
used to にそのような制限はありません。
先ほどの表にこの点を加えるとこうなります。
used to | would | |
過去の習慣 | 〇 | 〇 |
過去の状態 | 〇 | X |
過去の明確化 | 不要 | 必要 |
例文で確認しておきましょう。
過去の習慣
〇 I used to play tennis.
(昔はテニスをしていたものだ)
〇 In my university days, I would often play tennis.
(大学時代にはよくテニスをしていた)
過去の状態
〇 There used to stand a tall tower.
(以前は高い塔が立っていた)
X There would stand a tall tower.
2. used to と be used to は違うもの
used to と似た表現に be used to がありますが、これはまったく意味が異なる表現になります。
be used to ~ → 「~に慣れている」
I am used to waiting.
(待つのには慣れている)
ここで注目は to wait ではなく to waiting となっていること。こうなる理由は used to の to が不定詞を導くものであったのに対し、be used to の to はただの前置詞だからです。前置詞の後ろには名詞(あるいは名詞に相当するもの)が来るので wait ではなく waiting と動名詞になっているというわけです。
もうすっかり be used to の記事になっちゃってるね。
えへ^^
あとがき
次回予告!
今回 be used to の解説を少しやっちゃったのですが、次回は be used to を使った英作文です!とネタバレする私(笑)
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡