ちゃんと計画していれば目標を達成できただろうに [今日の英作文]



目次

 

今日の英作文

 

英作文:ちゃんと計画していれば目標を達成できただろうに

 

解答

では答え合わせです!

 

「ちゃんと計画していれば目標を達成できただろうに」

Proper planning would have enabled/allowed us to achieve our goals.

 

できましたか?

 

今日のポイント

ここからは問題文の解説です!

さて、今日のポイントはココ。

1. 条件節を省略した仮定法
2. would have + 過去分詞 =「~しただろうに / ~だっただろうに」
3. 解答のポイント

では、それぞれ詳しく見ていきます。

 

1. 条件節を省略した仮定法

前回前々回の If only ~は帰結節(If節ではない方)が省略された文でした。
今回の英作文は条件節(If節)が省略された仮定法の文です。

 

If がなかったら普通の文とどうやって見分けるの?

 

過去形助動詞(would, could など)が目印になります。
would を使った丁寧な表現などはこの条件節が省略された仮定法の文で婉曲的表現で丁寧さが表現されます。

Would you give me a hand?
(お手伝い願えますか)

I'd like to talk about the subjunctives.
(仮定法についてお話したいと思います)

 

 

2. would have + 過去分詞 =「~しただろうに / ~だっただろうに」

上の2つの例文は現在のことを表現していますが、過去形助動詞を使って過去のことを表現することもできます。
今回の英作文でも使っているその方法がこれです。

過去形助動詞 + have + 過去分詞

いわゆる仮定法過去完了というものです。

仮定法では過去形で現在の仮定を表現し(仮定法過去)、時制が一つずれた過去の仮定はこの形で表します。

*仮定法過去→過去形で現在の仮定
*仮定法過去完了→過去形助動詞 + have + 過去分詞(p.p.*)で過去の仮定

p.p.: past participle

 

この形に代表的な過去形助動詞である would, could が入ると次の意味を表します。

*would have + p.p. → ~だっただろうに / ~しただろう(過去の推量)
*could have + p.p. → ~できただろうに / ~したかもしれない(過去の推量)

いずれも前半は仮定法過去完了の意味、後半は過去の推量を表す意味です。

 

今回の英作文は「ちゃんと計画していれば目標を達成できただろうに」ということで過去の事実と反する仮定を表すため
would have + p.p. 
を前半の意味で使いました。

 

「できただろうに」だから would じゃなくて could も使えるんじゃ?

えっとそれは...次にのセクションで!

 

 

3. 解答のポイント

「できただろうに」だから一見 could も使えるように思うのですが、問題は主語が proper planning という無生物主語だという点。
Proper planning が動作主として「できた」ということはないため、Proper planning could have + p.p. とすると上でご紹介した「 ~したかもしれない」という過去の推量の意味と解釈されます。

そこで could ではなく would を使うことになるのですが、そこで問題となるのは us to と続いていること。
無生物主語の Proper planning から us to ~につなげるためには「Proper planning が us が to 以下の動作をするのを”可能にする”」という構造にする必要があります。

この「可能にする」を表現するための表現が
enable A to B =「AがBするのを可能にする」
allow  A to B =「AがBするのを可能にする」
という2つ。

 

enable はまあわかるとして allow ってどういうこと?

 

allow は「許す」と覚えている方も多いと思いますが、主に無生物主語と共に用いることで「可能にする」という意味で使うことができます。

This will allow us to study more efficiently.
(これでもっと効率的に学習することができるようになります)

 

以上より、
「ちゃんと計画していれば目標を達成できただろうに」
*Proper planning would have enabled us to achieve our goals.
*Proper planning would have allowed us to achieve our goals.
が導かれます。

 

以上、今回は条件節が省略された仮定法の英作文に取り組みました!

 

ここを押さえよう!

*would have + p.p. → ~だっただろうに

*無生物主語 + enable / allow A to B

 

あとがき

英作文は Practice makes perfect(習うより慣れろ)の世界ですから、たくさん問題をこなせば実力アップ間違いなし!

 

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡