助動詞 Can, May, Should, Must を使った肯定文を解説



 

助動詞 Can, May, Should, Must を使った肯定文

 

今日は助動詞のCan, May, Must, Should の基本的な使い方について解説するよ。

助動詞って何?

助動詞は動詞に「できる」や「しなければならない」などの意味を追加してサポートする品詞だよ。

 

目次

 

この記事でわかること

この記事では「助動詞とは何か」というところから Can, May, Should, Must の意味と基本的な使い方までを知ることができます。

 

助動詞の役割

助動詞の役割は「助動詞は動詞をサポートして補助的な意味を加える」こと。

詳しくは後でみていきますが、たとえばこのようなイメージです。

「飛ぶ」+ 助動詞 Can(~することができる)=「飛ぶことができる」

 

では次に4種類の助動詞についてみていくことにします。

 

4種類の助動詞

この記事でご紹介する助動詞は Can, May, Should, Must の4種類です。

 

使い方

助動詞の使い方は、

助動詞の使い方は=動詞の直前に置く

 

これだけ?

うん、これだけ。

 

この使い方は助動詞の種類を問わず助動詞に共通です!

 

意味

Can, May, Should, Must にはそれぞれ大きく分けて2系統の意味があります(”系統”は正式な文法用語ではなく、説明のためのものです)。

 

助動詞の2系統の意味(参考)

  Can May Should Must
系統1 可能/許可 許可 義務 義務
系統2 推量 推量 推量 推量

 

一度にこんなたくさん覚えられないよ!

ごめん、この表は覚える必要はなくて、それぞれ2つずつ意味があることを知ってもらいたかったんだよ。

 

系統1の意味

それぞれこのような意味になります。

Can =「~することができる」「~してもよい」

May =「~してもよい」

Should は「~するべきだ」

Must =「~しなければならない」

 

Can の「~することができる」は可能と許可の両方の意味を持ちます

I can do it は可能の意味で「私はそれをすることができる」

You can go now であれば許可の意味で「あなたはもう行くことができます→行っていいよ」

となります。

どちらになるかは文脈によりますが、あまりどちらの意味か迷うこともないと思いますので心配無用です。

 

May, Should, Must はこの順番で”きつく”なっていく感じです。

May(~してもよい)< Should(~するべきだ)< Must(~しなければならない)

 

ではこの系統の例文をみてみます。

1. You can do it.
(あなたはそれをすることができる

2. You can bring it home.
(あなたはそれを家に持って帰ることができる→持って帰ってもいいよ

3. You may use my car.
(あなたは私の車を使ってもよい

4. You should go home now.
(あなたは今すぐ家に帰るべきだ

5. You must finish your homework.
(あなたはあなたの宿題を終わらせなければならない

 

系統2の意味

こちらの系統の意味のキーワードは「可能性」です。

 

Can =「~ありうる」

May =「~するかもしれない」

Should は「~なはずだ」

Must =「~に違いない」

 

具体例でどういう意味なのかもう少し詳しく確認してみましょう。

1. That can happen.
(それはありうる

2. He may come.
(彼は来るかもしれない

3. That should be fine.
(それでよいはずです

4. That must be the answer.
(それが答えに違いない

 

2つの系統の意味はなんとなくつながっている感じがしませんか?

たとえば 1番の That can happen は「それは起きることができる」と考えてみると、「起きることができる」というのはすなわち「その可能性があること」→「ありうる」と解釈できます。

 

He may come も「彼は来てもよい」を許可ではなく可能性として考えれば「彼は来るかもしれない」となりそうです。

 

should と must も「そうあるべき」→「~なはずだ」、「~でなければならない」→「~に違いない」と同じように考えることができます。

 

ワンポイントアドバイス!

初めて英語を学んでいたり、一から英語をやり直している場合などは4つの助動詞の2つの系統を一度に覚えるのはかなり大変ですので、ゆっくり一つずつ覚えていきましょう。

 

助動詞は楽

普通の現在形では「三単現」のときは動詞の形を変えなければなりませんでしたが,助動詞が入るとその区別は必要なくなります

 

たとえば上の例文1と2のYou を三人称単数の He に変えてみると...

1. You can do it .

 → He can do it.

2. You may use my car.

 → He may use my car.

 

このように主語が You であっても,He であっても形が変わることはありません。

楽ちん,楽ちん♪

 

確認テスト

最後に確認テストをご用意しました!

 

日本語に合うように()内にあてはまる助動詞を入れてください。

1. He ( )wash his hands. (彼は手を洗うべきだ)

2. You ( )have lunch now.(もうお昼にしていいよ)

3. I ( )finish my homewok. (宿題を終わらせなければならない)

4. He ( )draw pictures very well.(彼はとても上手に絵が描ける)

5. That ( )happen. (それはありうる)

6. He ( )be OK. (彼は大丈夫なはずです)

7. That ( )be him. (それは彼に違いない)

8. It ( )rain tomorrow. (雨が降るかもしれない)

 

解答 1. shoud 2. may 3. must 4. can 5. can(または may) 6. should 7. must 8. may

あとがき

May と Can は実は使える場面が少し違います。少し難易度が高くなりますが、この違いについてはこちらの記事で解説していますのでご興味がある方はぜひお読みください!

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡