今日は「原級比較」という項目についてじゃ。
減給...比較..だと。
いや,はじめから給料出とらんじゃろ。
目次
原級比較とは
英語の形容詞と副詞には,
原級-比較級-最上級
という3つの段階があります。
通常,辞書に載っているのが原級です。
えっ?!じゃあ,辞書に載っている単語はまだ2回も変身を残してるってこと?フ○ーザじゃん!
原級比較とはこのうちの原級を使った比較のことです。
原級比較の形
原級比較は,
as 形容詞/副詞 as 比較対象
という形をとります。
意味は「比較対象と同じくらい~だ」となります。
as 形容詞 as は主に
主語 + as 形容詞/副詞 as 比較対象
の形で,
as 副詞 as は主に
主語 + 動詞 (+目的語) as 形容詞/副詞 as 比較対象
の形で用います。
では早速,例文で確認していきましょう。
肯定文
原級比較の肯定文は「=(イコール)」だと考えてください。
1. He is as smart as Jane.(彼はジェーンと同じくらい頭が良い)
頭の良さにおいて He = Jane
2. I can run as fast as he.(私は彼と同じくらい速く走ることができる)
走る速さにおいて I = he
否定文
原級比較の否定文は not で同等性を否定しているので「≠(ノットイコール)」なのですが,同等でない→同等に及ばないということになり,結局は「<(小なり)比較対象」を表すことになります。したがって意味は「~ほど~ではない」となります。
上の例文を否定文にしてみましょう。
1. He is not as smart as Jane.(彼はジェーンほど頭が良くはない)
頭の良さにおいて He < Jane
2. I can not run as fast as he.(私は彼と同じくらい速く走ることはできない)
走る速さにおいて I < he
ねえねえ,なんで he が赤いの?
おう,これか。これは詳しくは次の記事でご紹介するが,後ろの as の後は基本的には主格,つまり主語の形になるということを注意しておきたかったんじゃよ。
as fast as he について詳しくは次回の応用編で取り扱います。
アウル博士から「主格」という言葉が出ましたので,今回はその準備として人称代名詞の格についてご紹介します。
もうひと踏ん張り!
人称代名詞とは
人称代名詞とは,話し手(1人称),聞き手(2人称),話の中に出てくる第三者(3人称)のことを指します。具体的には,
I, you, he, she, they, we, it です。
人称代名詞は,
主格-所有格-目的格 + 所有代名詞※
という変化をします。
※別の単語扱いですが,まとめて覚えましょう。
それぞれの役割は次の通りです。
主格 = 主語になる(I am a student = 私は学生です)
所有格 = 名詞を修飾する(my pen = 私のペンです)
目的格 = 動詞の目的語になる(He saw me = 彼は私を見た)
所有代名詞 = 所有格+名詞(It is mine = それは私のものです)
人称代名詞の変化を一覧表にしてみましたのでご参考になさってください。
主格 | 所有格 | 目的格 | 所有代名詞 |
~が/は | ~の | ~を | ~のもの |
I | my | me | mine |
you | your | you | yours |
he | his | him | his |
she | her | her | hers |
they | their | them | theirs |
we | our | us | ours |
it | its | it | - |
* it にも所有代名詞の形はあるらしいですが(its),少なくとも私は見たことがありません。
まとめ
今回は原級を使った比較を解説しましたが,いかがだったでしょうか?
次回は少し重箱の隅的な内容になりますので余裕があるときにでも読んでいただければと思います。
確認テスト
最後に確認のためのテストをしてみましょう。
次の英語の意味を答えてください。
1. He plays tennis as well as she.
2. My watch is as expensive as yours. (ヒント: expensive = 高い)
解答
1. 彼は彼女と同じくらい上手くテニスをする(=彼は彼女と同じくらいテニスがうまい)。
2. 僕(私)の時計はあなたのと同じくらい高い。
正解できたかの?反復練習が学習の要じゃぞ。
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡