give を使ったカジュアルな表現:give it a tryなどのご紹介



サワードウスターターを作ってるんだよね。

ゼブラくん,その通りなんだけど,料理ブログと思われるのでこの始まり方はどうかと思うよ^^

 

今回はサワードウスターターの作り方を調べていたときに YouTube で聞いた言葉についてご紹介しようと思います(安心してください!英語ブログです!)

 

目次

 

「よくかき混ぜてください

「よくかき混ぜてください」を普通にいうと,

 

Stir it well.

 

くらいになります。

 

うん,何も問題ないんじゃない?

 

確かにまったく問題ありません。

ではこれはどうでしょうか?

 

「よくかき混ぜてください

 

これは少し軽い感じがしますよね。これを Stir it well としてももちろんOKです。

 

それじゃこれでいいんじゃん。

うん,でも少し「かき混ぜてください」と「かき混ぜてください」の差を出したいと。

 

*注:「差」と書きましたが,これからご紹介する言い方と Stir it well に上の2つの訳のいずれをも当てることができます。ただ,これからご紹介する言い方の方がちょっとカジュアルというか軽い感じがするよ,とだけ感じていただければOKです。

 

「よくかき混ぜてください」を軽い感じでいうには give を使って,

 

Give it a nice stir.

 

とします。

こうすることで紙一重といいますか「」一重の違いを出すことができて,ちょっとカジュアルにすることができます。

 

Give it a nice stir の成り立ち

ではいったいなぜこれが「よくかき混ぜてくださいね」になるのかみていきましょう。

 

it は何か

Give it の it は動画では作りかけのサワードウスターターでした(サワードウスターターについてはネットで検査だ)。

 

つまり it is raining などのなんだかわからない it と違い,ただの代名詞ですので it の代わりに that,the sour dough starter などの名詞を入れることもできます。

 

a nice stir について

Stir it well の well がこの表現では nice に変わっています。

well は副詞ですので形容詞に変える必要があり,そこに nice が入った形です。

 

この nice は nice and cozy などの nice で僕はこれを「いい感じに心地よい」というニュアンスで受け取っています。

a nice stir であれば「いい感じにかき混ぜる」という感じです。

文脈にもよりますが,これで「よくかき混ぜる」という響きがします。

 

well は good と対応していますので(ともにbetter-bestと変化します)Give it a good stir としても同じ意味になります。

 

意味の成り立ち

直訳は「それに”よくかき混ぜる”を与える」となりますが,この状況を思い浮かべると....あら不思議,「よくかき混ぜてくださいね」の出来上がり!

 

Give it a ○○

この Give it a ○○ は a stir だけでなく別の単語に置き換えて使うことができます。

 

有名どころでは,

 

Give it a try

 

try は「やってみること(試み)」という名詞ですので,

「それに試みを与えなさい」→「やってみなはれ」

となります。

 

Try it もほぼ同じ意味で使えます。

両者の違いはこれまた微妙なものですが,例えば料理を作った人と食べる人がいるとします。料理をした人が,

Try it.

と言えば「食ってみな」という感じなのに対し,

Give it a try.

と言うと「いいから食ってみな」のような食べる人が若干嫌がってる感じがしないでもないニュアンスに感じます。

 

 

とはいえ,差は微妙ですからこれらの表現はほぼ interchangeable(互換性あり)と考えても問題ないでしょう。

 

 
*「a」の効果 について
Try it と Give it a try の差は「a」にもあります。
a は不定冠詞というだけあってランダムな1個を指します。
そのため a try というと「まあ1回やってみる」というようなニュアンスが感じられます。

 

Give it a try の類似表現

Tryの代わりに go や shot, whirl(「試み」という意味あり) を入れて,

 

Give it a go

Give it a shot

Give it a whirl

 

としても同じく「試しにやってみる」という意味で使うことができます。

 

まとめ

今回の内容をまとめると:

 

今日のポイント! ○ Give it a ○○ を使うと少しカジュアル(話し言葉的)な表現ができる!

 

あとがき

いかがだったでしょうか?
Give it a try は比較的よく紹介されている表現なので見たことがある方も多いんじゃないかと思いますが,「よくかき混ぜて」と言いたいときに Give it a nice stir とスッと出てくる人はなかなかいないんじゃないかと想像します。もしスッと使っている人がいたら僕は「この人,できる」と心の中でつぶやくことでしょう^^

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡