Which language is the book written?に誤りがあれば正せ [文法問題]



Which language is the book written?に誤りがあれば正せ

 

タイトルにある文をもう一度見てみます。

Which language is the book written?

 

「その本はどの言語で書かれていますか?」うん、合ってるね。

実はその訳の「で」の部分がないんだよね。

 

というわけで今回のテーマは「疑問詞/関係代名詞と前置詞が離れているパターン」

 

目次

 

 

正解

次の文を見てください。

The book is written in English.

この文の English の部分を聞く質問がタイトルの疑問文です。

 

ですから English → Which language としてこれを前に出して疑問文を作ると、

Which language is the book written in

となります。

 

というわけでこれが正解です。

 

解説

ここからはもう少し詳しくみていくことにしましょう!

 

前置詞は前か後ろか

Which language is the book written in?では前置詞が後ろに置かれていますが、前置詞が必要となる場合に前置詞を置く場所は

文の後ろ

の2通りがあります。

 

前のパターンでは、

In which language is the book written?

となります。

 

前置詞の前と後ろで何か変わるの?

 

実は前置詞が前にあっても後ろにあっても意味は同じです。

では違いは何かというと formality(堅さ)です。

ここがポイント!
前置詞が
○ 前にあるとき:formal = 堅い(書き言葉が中心)
○ 後ろにあるとき:informal = 柔らかい(話し言葉が中心)

 

個人的な話ですが、翻訳の仕事では堅い文書が多いのでほぼ前置詞を前に置くパターンを使っています。

 

関係代名詞と前置詞の組み合わせ

これまでは疑問詞+前置詞のパターンを見てきましたが、同じことが関係代名詞+前置詞のパターンにも当てはまります。

 

つまり?

☆意味は同じ

☆前置詞が前→ formal、前置詞が後ろ→ informal

という関係です。

 

I don't know which language the book is written in.
(その本が何語で書かれているかは知らないな)
*前置詞が後ろ→ informal

I don't know in which language the book is written.
(その本が書かれている言語については承知していない)
*前置詞が前→ formal
(日本語訳:やや違いを強調して訳し分けています)

 

前置詞が後ろは話し言葉中心、前は書き言葉中心と書きましたが、何か正式な文書を書くときには formal な前置詞が前のパターンを使うべきですが、twitter や友達へのメールで「話し言葉で書く」ときなどは前置詞が後ろのパターンの方がよいと思います。

 

特殊なパターン

このセクションでは少し特殊なパターンを見てみます。

 

Look at what I am looking at.
(僕が見ているものを見て)
 
これは理論的にはあり得る文ですが、at が2つあることに注目です。
このような場合には書き言葉であっても、
Look at at what I am looking
とはならないことに注意してください。
 
これをもう少し一般的にいうと、
ここがポイント!
関係代名詞 + 前置詞となる場合の前置詞は、
○ 直前に別の前置詞が来るときは必ず後ろに置かれる

 

We welcome you to our team regardless of what level you are currently at.
(私たちのチームはあなたを歓迎します。あなたの現在のレベルは問いません)
この例文の場合は of という前置詞があるために at は必ず後ろに来ます。  
 

なるほどね。

 

あとがき

いかがだったでしょうか?疑問詞・関係代名詞から離れた前置詞は結構忘れがちですが、ないと意味が変わったりする場合もあるので動詞が前置詞を必要とするかを見極めることが大切です。

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡