さて「英作文は英借文」の第8回。テーマは”remember”。
では早速、行ってみましょう。
目次
この記事の使い方
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今日の英文
次の日本文を英語にしてください。
1. 忘れずに6時に起こしてね。
2. 夜中に僕を起こしたの覚えてないの?
1. Please remember to wake me up at 6.
2. Don't you remember waking me up at midnight?
(他の表現方法もあるかもしれませんが、あくまで今回のターゲット表現としての解答を提示しています)
ちょこっと解説
さて、to 不定詞と動名詞で意味が異なる動詞の第2回。rememberをテーマとした英作文です。
第1回は try でした。よろしければ併せてお読みください。
上の記事にもリンクがありますが、実は remember については過去に記事を書いていますのでこちらもどうぞ。
では解説とまいりましょう!
解答1
Please remember to wake me up at 6.
(忘れずに6時に起こしてね)
後に to 不定詞が来ても~ing(動名詞)が来てもあまり意味に差がない動詞があります。
例:He began walking ≒ He began to walk
一方、remember to と remember ~ing ははっきりと意味が異なります。
そうでないとこの記事の意味がないものね。
そういうことです^_^
ポイントは
です。
remember でいうと
remember to は未来のことなので「~することを覚えている/忘れないでいる」
remember ~ingは動作のことなので「~したことを覚えている/忘れないでいる」
ということになります。
また remember to は「忘れずに~する」と訳すこともでき、まさに今回の「忘れずに6時に起こしてね」に当てはまります。
目的語が代名詞の場合は必ず
動詞+代名詞+前置詞(例:wake me up)
という語順になります。
一方、代名詞以外の場合、
動詞+名詞+前置詞(例:wake Taro up)でも
動詞+前置詞+名詞(例:wake up Taro)
でもOK。
解答2
Don't you remember waking me up at midnight?
(夜中に僕を起こしたの覚えてないの?)
こちらは「起こした」という”過去”の動作を表しますので remember ~ing の出番です。
あれ、過去の動作だったらさ、完了形にするとかいうのなかったっけ?
確かに「文の述語動詞の表す時より前の出来事」を表すときは分詞構文であれ目的語になる動名詞であれ完了形になるのが基本です。
例:
Having said that, there are always exceptions.
(そうは言ったが、常に例外あり)
*時系列は「言った」→「例外がある」
I'm proud of having been a member of the team.
(そのチームの一員だったことを誇りに思う)
*「一員だった」→「誇りに思う」
remember ~ing の場合も remember having + P.P.(過去分詞)としても何の問題もありませんが、完了形にしなくてもよいことになっています。
どっちでも可ってこと?
Exactly!
ということで解答では remember waking me up としていますが、remember having woken me up としてもOKです。
転んでもただじゃ起きないぞ!
間違えたことは失敗じゃなくてチャレンジした証だ!
という僕のセリフを取っちゃダメじゃん^^
知らなかった表現はこの際覚えてしまいましょう!
声に出して読むと効果的です。
(Web版 Google Chrome限定の発音機能についてはこちら!)
あとがき
「ちょこっと解説」細か過ぎ問題を自覚はしているのですが...。
そういえば高校時代の英語のA先生が「高校では中学のように懇切丁寧に教えません」と高らかに宣言されておられましたが、説明が懇切丁寧過ぎてテストのたびに他の先生に「A先生のせいでまた試験範囲が狭くなった」とか言われてたなぁ(遠い目)
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡