either, neither, both の3つのポイント!



 

目次

 

今回のテーマ

今回は either, neither, both について

1. それぞれの肯定文での意味

2. 否定文での意味(全部否定か部分否定か)

3. 動詞の形(is/am/are, 単数/複数)

という3大ポイントについて解説していきます。

 

この記事を読めば either, neither, both のすべてが分かる!

誇大広告になるからやめて^^

 

either, both の肯定文での意味

まずは either, both の肯定文での意味からみてくことにしましょう。

I think either of them is wrong.
(彼らのどちらかが間違っていると思う)

I think both of them is wrong.
(彼らのどちらも間違っていると思う)

 

either は”どちらか一方”を表します。もちろんその”どちらか”が分かっていれば、たとえばAとBのうちAが間違っていると分かっている場合には I think A is wrong といえばよいのですが、その”どちらか”がわからない場合に either を使うというわけです。

 

一方の both は”両方”を表すので、both of them で「彼らのどちらも」となります。

 

neither は?

neither はそもそも否定語なので次のセクションで取り扱うよ。

 

either, neither, both の否定文

さて、either, neither, both で最大の問題はこの否定文。そしてその問題とは全部否定か部分否定かというもの。答えからいってしまうと、

not either, neither は全部否定
not both は部分否定

ということになります。これを例文で確認します。

I don't like either of them.
どちらも好きではない)→全部否定

I like neither of them.
どちらも好きではない)→全部否定

I don't like both of them.
両方好きというわけではない)→部分否定
*ちょこっとメモ参照

 

ではそれぞれを詳しくみていくことにしましょう。

 

not either, neither

I don't like either of them.
(どちらも好きではない)

I like neither of them.
(どちらも好きではない)

この例文からも分かるように not either = neither です。

 

確かに not either と neither ちょっと似てるかも。

ot が抜けてくっついただけに見えるからね^^

 

neither は「どちらも~ない」という意味が辞書に出ていますから、I like neither of them が「どちらも好きでない」と全部否定になるのは納得できるところではないでしょうか。

次にもう一方の either の方からも考えてみましょう。I don't like either of them の not は like ではなく either (どちらか)を否定していると考えられ not either =「どちらも~ない」となりやはり全部否定になります。

 

not both

I don't like both of them.
(両方好きというわけではない)

この意味はたとえば A と B という選択肢があってその両方(AもBも)好きというわけではない→どちらかは好きではないということを表すため部分否定となります。

つまり I don't like both of them の not が否定しているのは like ではなく both であって「好きだけど、両方ではない」ということから「両方好きというわけではない」となるわけです。

 

なるほど。not が何を否定しているかがポイントと。

Exactly!

 

動詞の形の選択

この動詞の形の選択では either, neither, both が主語となるとき動詞の形として is/am/are(be動詞)、あるいは単複(一般動詞)のどれを選択しなければならないのかという点について解説します。

これについては either of, neither of, both of となる場合と either A or B, neither A nor B, both A and B となる場合に分けて考えます。

 

either of, neither of, both of となる場合

この形は of の後に2つのもの(人)が来る形です。

Either of the two is fine.
(この2つのうちどちらでも十分です)

Neither of them likes natto.
(二人とも納豆は好きではありません)

Both of you are amazing.
(二人ともすごい)

 

either of は「どちらか」なので単数扱いとなります。

neither of は「どちらとも~ない」と日本語から考えると複数っぽいですが、either の否定形なのでやはり単数扱いです。

both of は「両方とも」ということで複数扱いです。

 

either A or B, neither A nor B, both A and B となる場合

まずは either A or B, neither A nor B, both A and B を確認してください。

 *either は「どちらか」ですから either A or B となるのは納得です。

 *neither の場合は or ではなく nor になる点に注意が必要です。

 *both は「両方」なので and でつないで both A and B となります。

 

さて準備が整ったところで本題の動詞の形についてみていくことにしましょう。まずは問題です。次の文に合うようにカッコの中から1つ適切なものを選んでください。

 1. Either you or I (is/am/are) wrong.

 2. Neither he nor she (is/am/are) wrong.

 3. Both you and I (is/am/are) wrong.

 

正解は次の通り。

1. Either you or I (is/am/are) wrong.

2. Neither the children nor the mother (is/am/are) wrong.

3. Both you and I (is/am/are) wrong.

 

both A and B は「AもBも」なので動詞は複数形となります。

 

それは納得。でも either A or B と neither A nor B はどうなってるのかな?

よく見て、法則があるから。

 

たった2つで”法則”とはちょっと言い過ぎたかもしれませんが、either と neither の文から次のことを読み取ることができます。それは、

 

動詞の形は or または nor の後に来る名詞に従う

 

ということ。

Either you or I am wrong.

Neither the children nor the mother is wrong.

 

Either I or you とはあまり言わないので Neither の文の名詞を入れ替えると、

Neither the mother nor the children are wrong 

となります。

 

一般動詞(doなど)にも同じことが当てはまります。
例: Neither he nor I have time(彼にも私にも時間がない) 

 

まとめ

今回は either, neither, both についてみてきました。最後にポイントを整理しておきましょう。

今日のポイント! ○ either は「どちらか」、both は「どちらも」
○ not either と neither は全部否定(ともに~でない)
○ not both は部分否定(両方とも~というわけではない)
○ either A or B, neither A or B が主語のときは動詞の形は B に従う

 

あとがき

either A or B に続く動詞の形について書こうと思い立ったのですが、”どうせなら”と neither, both を加えてポイントを整理してみました。

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡