when なのに「なのに」とはこれいかに?



 

目次

 

今回のテーマ

今回は接続詞としての when のお話。

 

「~するとき」という意味で使われるのがよくあるパターン。

I count sheep when I can't sleep(僕は眠れないときは羊を数える)

 

ですが今回ご紹介するのはこれとはちょっと違う「~なのに」という意味になるパターンです。

 

「~なのに」の when

「~なのに」という意味になる when はたとえば次のようなものです。

I don't understand why you're giving up when you don't even try.

 

この例文は次のような意味になります。

I don't understand why you're giving up when you don't even try.
 → 君がやってもいないのになぜあきらめようとしているのか理解できない。

 

「なのに」じゃなくて「のに」だね?

だって「やってもいないなのに」っておかしいやん^^

 

「なのに」か「のに」かはさておき、この when は”譲歩”を表しています。

 

でも本質的には...?

先ほどの I count sheep when I can't sleep では when は「~するとき」を表すということでしたが、この”訳”はともかくとして本質的には when は「同時に起きる」ということを表しています。具体的には、この例文でいうと「眠れない」と「羊を数える」が同時に起きているということです。

次に「~なのに」という意味となる例として挙げた上の例文はどうかというと、why you're giving up when you don't even try という名詞節の中だけで考えるとやはり「やってもいない」と「あきらめようとする」が同時に起きているというだけのことではないかと。

つまり「~するとき」と訳される場合も「~なのに」と訳される場合も本質的にはともに when は「同時に起きる」ということを表しているだけで、状況によって「~するときに」という”意味”になったり「~なのに」という”意味”になったりするのではないかなと。

 

 
ちょこっと捕捉

いつも参考にしているオンラインの Cambridge Dictionary には when の”意味”として次のように出ています。

when → considering the fact that 

つまり when =「that 以下ということを考えると」ということで you're giving up when you don't even try で考えると「やってもいないということを考えると」→「やってもいないのに」となり、considering は付帯状況を表す分詞構文ですので”同時性”という意味でもつじつまが合います。

*リンク先に飛ぶかご自分で検索をかけてもらうとこの意味での例文も出ていますのでご参考になさってください。

 

 

今日のポイント! ○ when に譲歩「~なのに」の意味あり

 

 

あとがき

最近またインプットの重要性を痛感しています。「ブログのネタがないな~」なんて愚痴は甘えだったんだなと(^^♪

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡